きみの夢をぼくにも見せて

とある若手俳優オタクの雑録

りあこのはなし

今週のお題「ちょっとコワい話」

「りさ子のガチ恋♡俳優沼」観劇してきました。
アンケートがないので、ブログやSNSなどに感想書いてください〜って言われたので書いておきます。
以下、ネタバレ含みます。

26歳、彼氏なし。OLりさ子の趣味は舞台観劇。
大好きなイケメン俳優しょーた君を追いかける日々。
彼が出演中の2.5次元舞台『政権☆伝説』に大ハマリ中。

最前席で全通。グッズもコンプ。そして高額プレゼント。
「がんばってる姿を観られるだけで幸せ」そう思いつつも。
彼のちょっとした「特別扱い」に心ときめいていた。

ある日。ネットでしょーた君に彼女疑惑が持ち上がる。
彼との匂わせを繰り返す女が気になり暴走するりさ子。
エスカレートする迷惑行為。その行きつく果ては……。

俳優とファン――「この関係で、私の気持ちは届くのかな?」
演劇業界の闇に切り込む、見て見ぬふりをしたかった愛憎劇。


最前全通高額プレをしていて、公演後のハイタッチでも接触して、出待ちもして対応もされていて、傍から見ててもりさ子はしょーたのファンだってわかるはずなのに、バーイベでしょーたがりさ子に言った言葉が「はじめまして!」って
いや、しょーた、お前!!?!!???!!

りさ子がこのバーイベを機に狂っていくんですけど、いや、しょーた、そこまでしてるファンの顔覚えてないの!?!!!?

後半のりさ子の挙動よりもここまでしてるファンを覚えてないしょーたのほうがオタクとしては恐怖でしたよ。

公演後のハイタッチでしょーたとだけ長く喋って剥がしにあったり、「しょーたくん、ハイタッチのときいつもより強く握ってくれて……」ってりさ子が勘違いしてたり、友人も「カテコ中もこっちに目線くれてたよね!?認知してくれてるんだよ!!」って乗っかったり、しょーたがりさ子のプレ着用してたり、なのにしょーたはオタクのこと覚えてないって!!!!!!!!!

私も推しに認知されてると思ってたけど「はじめまして!」って言われてもショック受けないように生きよって思いました。

(後半でりさ子のことを「大人しい子だから」って言うシーンもあったけど)


他に気になった点
・某掲示板の存在
厨同士の潰し合いの話じゃないから出てきたらこじれるだけなんでしょうけど。もしあったらりさ子めちゃくちゃ叩かれてると思います。(実際にりさ子スレが立っていたときは笑いながら見てました)しょーた凸する前に同厨に潰されて終わりそう。


・りさ子の財源はどこから?
りさ子、普通のOLだったよ。『政権☆伝説』は某テニスくらい長期公演なんだと思ってたけど、短期公演なのかな。服装は地味で食費は抑えてって節制してますって描写はあったけど、それだけじゃ説得力はなかった。し、出待ちっぽい格好でもりあこっぽい格好でもないんだよね。


・チェキをほしがるりさ子
後半に彼女がりさ子をはめるために、元しょーた厨のフリをしてアカウントを作って「降りるのでグッズ整理します。ほしい人はリプかDMください」って言って自宅で撮ったしょーたのチェキを上げるんですよ。それにりさ子が食いついて、りさ子が身バレする流れなんですけど、いや、りさ子、お前りあこなのにチェキほしがるんかい!って思った。グッズ収集癖ってやっぱりファンの行動だから、彼と付き合ってるって妄想している人がほしがるのかよくわからなかった。


でも要所要所で若手俳優厨あるあるが盛り込まれててリアリティがあって面白かったです。
りさ子がしょーたにクロムをプレ、プレのキャンディが彼女に横流し(食べ物のプレOKなんだ…とは思ったけど)、プレのラッシュを女性共演者にねだられる、「親目線だから」っていう免罪符、しょーたの彼女の匂わせ、同厨の「ゆるーく応援♡」って書いたガチ勢のアカウントを監視、愚痴垢のbio部分の「無言フォロー失礼します」、ありえないだろみたいなところとのバランスが良かったです。

私は本当にあった怖い話みたいな感じのフィクションとして見て面白がってたけど、リアルって見てたりファンタジーって見てたり感想を見てても面白いです。

私も推しに好き好き言ったり、プレゼントを送ったり、(客席から)目で追ったり、ときめいたり、コスメや新しい服を買うときに彼を思い出したり、本来は恋人に対して抱きそうな感情を全部推しに対して思ってる。
「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う」
ル○ネのキャッチコピーによると推しへの感情は恋に分類されてしまう。
でも、りさ子を見てると私はりあこじゃないなーって思った。
他人として、お互い幸せになろうね、推し!!!!!!

地方民はなんであんなに「地方つらい(/_;)」って言うの?

私怨です。マウンティング。


「せめて交通費と宿泊費も推しに入ればいいんだけど(/_;)」とか言うんだけど、遠征しない人が楽に生きてると思い込んでない?
オタクするのが楽だからって理由で私は地方にある実家を出て都内で一人暮らしをしているんだけど、私も家賃を払うたびに「せめてこれが推しに入ればいいんだけど(/_;)」って言えばいい?
あんたが住んでるの実家じゃん。家にほとんどお金をほとんど入れてないの知ってるよ?
舞台やイベントに気軽に行ける人が羨ましいのかもしれないけど、楽して生きてるわけじゃないからね?
少ないお給料から家賃や光熱費を払って生活費をやりくりして、その上で推しの出演作に通ってるんだよ。
「遠征がつらい」「公演あんまり見れないのが悲しい」って言うなら、都内に住めばいいじゃん。公演前に毎回言うくせに、結局実家から出ないってことはそこの生活に満足してるんでしょ?
しまいには「でも接触のときとか『○○から来ました!』って言うと反応してもらえるんだ」とか言ってて、通えないオタクだって認知してもらえて良かったねって思いました。
推しの舞台観たいって気持ちより、推しに覚えてもらいたいって気持ちのほうが強いんだね。
悲劇のヒロイン気取ってさ、「そうなんだ、頑張ってるね、わざわざ遠征してすごいね、愛だね」って言ってもらいたいの見え見えで気持ち悪いよ。せめて通ってからそういうのは求めようね。
あと、「都内住み羨ましい」って言ってくるけど、私は地方公演があったら遠征してるからね?
来ない公演があるのは当たり前、来ても片手で数える程度、なのに接触イベントには必死。哀れだね。

あと推しと同じ服着るのすごい気持ち悪いからやめたほうが良いですよ。

金持ちの道楽じゃない

www.comic-ryu.jp

若手俳優界隈にいる人もタイトルくらいは知っているのではないでしょうか?
「推しが武道館いってくれたら死ぬ」という漫画。
地方のマイナー地下アイドルのその中でも不人気メンの古参で唯一のオタク・えりぴよさんが主人公。
握手券つきCDの買い占め、推しの立ち位置ゼロズレ確保、自力でランブロの推し全種コンプ、同じグループでも他メンに興味なし、推しが出る可能性が少しでもあればチケットを取って現場へ…推しに塩対応されていても推しに収入も時間もすべてを捧げて彼女を愛す。


ここまでじゃないですけど、オタクとして思い当たる節があるので死ぬほど共感してしまう。
えりぴよさんは握手会やチェキのときにわりと接触できているけど。(接触できてないって作中で言われてるけど、推しに可愛いって面と向かって言えてたら接触できてないか?)(私はカオナシになるオタクです)


名言がたくさんあると思うんですけど、私が一番好きなのは「金持ちの道楽でドルオタやってんじゃねーんだぞ!!」です。


推しの好きなところのひとつに「オタクの頑張りを理解できなさそうなところ」ってのがあるんですけど(私が塩対応されているだけの可能性もある)、たまーに「いろんなもの削って応援してるんだよ?」って笑顔で言いたくなることがある。

何回も書いてるけど、推しは俳優になりたかった人で若手俳優になってドル売りされるなんて思ってもなかった人だから、演技以外のところでお金が動いていることに対しては疑問に思ってそうなんですねよね。
トークイベントとか、カレイべとか、オフショブロマイドとか、カレンダーとか、チェキとか、私物サインとか、アクセサリーとか、そういうので自分が売り出されるのも、そういうのを買う客がいることに対しても疑問を持っていそう。
あなたの接触の対応が原因でオタク同士のマウンティングや醜い争いがひそかに行われてるなんて思いもしないでしょう?


推しはオタク趣味をお金持ちの道楽だと思ってるんじゃないかなあとも思う。
お金に余裕があるから同じ舞台を何回も観に来て、ブロマイドを何セットも買って、ハイブラのプレゼントも送って、お花も送って、うーん、推しじゃなくても一般人ならお余裕がある人のお金の使い方に見える。だって所詮推しは他人だし。


でも実際はお金持ちの道楽じゃなくて、たとえ趣味でも推しが私の人生だからそこにお金を使っているだけなんだよ。


楽しいけど、楽しくないこともある。でも、お金を使いたい。推しに良いファンって思ってもらいたい。もっと自分のことが好きだって自惚れてもらいたい。格好良くいてほしい。輝いていてほしい。夢を見させてほしい。キラキラした世界を教えてほしい。
接触で反応してくれる茶の間よりは良い対応もしてほしいよ。少しはオタクの気持ちもわかってよとも思う。俳優をやりたい推しに求めることじゃないし、勝手に人生にしてるだけだってわかってるけど。ごめんね。

若手俳優の営業時間のはなし

カノバレとか匂わせとかそういうののはなしです。

となりのヤングジャンプ : きみ×××ることなかれ http://tonarinoyj.jp/manga/kiminakare/

期間限定で全話公開しているので、読めたら読んでいただきたいです。
メインは女芸人の主人公と男子アイドルの子のラブコメなんですが。
ヒーローの方の男子アイドルのメンバーの1人が彼女の存在を週刊誌に撮られちゃって、“恋愛禁止”を謳っているわけではないけど今後の活動どうしよう…というのがラスト2話に出てきます。
で、その中でメンバーの1人がこんなことを言うんですよ。
「アイドルとしての営業時間中は恋愛禁止でファンのことを一番に愛している。営業時間外は人として正しくあればいいでしょ?」って。

二次元のキャラクターであれ、アイドルがこういうことを言ってくれるのはありがたいなって思いました。
まあこの漫画のアイドルの子は匂わせじゃなくて週刊誌に撮られたのが原因でカノバレしたんで、よくある若手俳優のカノバレとはちょっと違うんですけど。

彼女がいてもいいし、彼女になれるとも思ってないし、そもそもリアコじゃないし。
それでも推しがカノバレしたときに怒るのって、営業規則違反だからなんですよね。
仕事上のSNSやブログに上げるからには匂わせはしないでほしい。
ただ、それだけ。
舞台に上がっているときもだけど、SNSやブログやイベントでの発言やこちらに見せているものがあなたのすべてだから。すべてだと思うことにしてるから。
隠しているものをわざわざ暴こうとはしないから、
営業時間中はちゃんと夢の世界のルールを守ってね。

推しにお金を落とすということ

そしてなにより、「本気で好きになった作品に、お金を出すという形でコミットできる」ということを、それがとても素晴らしいことなのだとを、知ってほしい。その結果得られる気持ちは、ケチケチと過ごす人生では得られないものなのだ。

金があるのに、理屈をつけてコンテンツに金を落とさない」連中について - うらがみらいぶらり

僕も勿論アーティストには正しく金銭が流れて欲しいと願う一人だし、活動の為にどの様な方法であっても金銭が渡したいという人はCDやグッズを大量に購入しても良い(直接お金を渡したりする事も別に構わない)と思う。ただ基本的にはファン一人一人が純粋な商品のクオリティにのみに対してお金を支払うのが健康的だし、ある方向へのクオリティを高めれば黙っていてもファンは勝手にCD・グッズを購入する。だからアーティスト側が真っ先にする事は「活動の資金源になるので買ってくれ」というみっともない発言ではなく、CDやグッズのクオリティを高める事だ。

「好きなバンドにお金を落とそう!」という風潮が苦手 - サササササーカス・ディディディディディスコ

どちらの言い分もよくわかる。
オタクは推しの仕事を選べない。
面白いかどうかもわからない舞台に推しが出てるってだけで簡単にお金を出す。1公演あたり1万円。
事前に見ることができるのなんてビジュアルと簡単なあらすじくらい?
暴言を吐きたくなるくらいつまらない作品もあるし、遊びでやってるのか?って思うような運営もあるから、作品によってモチベーションの違いが出てくる。

でも、お金を払わないっていう選択肢はない。
作品も運営も好きじゃないけど推しが好きだから。
不健康だなと思うけれど、推しに俳優として活動してもらうにはそうするしかないから。

白ホリで推しの顔も白飛びしていたり、フォ○ショ加工しすぎて原型を留めてなかったりするものも関係なく「推しだから」ってだけでセット買いする。
握手券がほしくてCDを買うアイドルオタクは、買った分だけ推しと触れ合える機会を買えるけど、ブロマイドを大量買いしたところで推しからなにか言ってもらえるとかないし、推しの実績にどれだけ貢献してるかなんて一切わからないし、推しは誰がいくつ買ったかなんて知るよしもないし、本当にただの自己満足だなって思う。
お金を出すのは推しの生活のためとかじゃなくて、私の精神衛生を保つため。
推しが喜んでくれるはず、って夢を見るために。
セット買いしたブロマイドは夢とともに押入れの中にしまわれます。

でも、モチベーションが上がらない作品が続くと、健康的にお金を使えなくなってくる。
私が前にあれだけ買っても、またこんなつまらない作品をお金を払って見なきゃいけないの?ってストレスが溜まってくる。
それが降りる原因にも繋がるんだろうなって思う。

推しが悪いわけじゃないし、私が悪いわけでもない。だからこそ、ストレスが溜まっていく。
見に行かないって選択肢を作れればいいんだけどね。
明らかに地雷であっても推しが舞台に立っている姿を、稽古を重ねてきた姿を見ないわけにはいかないから。

ゆるおたの私がこんなこと考えてるくらいだから、毎回全通して大きなお花を送ってブロマイドセンチ買いするようなオタクは疲れるんだろうなあって思います。

と全然降りる予定もないけど推しに贈るお花を考えながら、一般人にはこういうお金の使い方理解できないだろうなって思いながら書きました。
推しはお花自体にも興味ないしオタクがどんな思いでお花を贈っているかも理解してないから本当に自己満足だよ。
でもまだ夢を見ながらお金を落とせているので幸せです。

茶の間は推しとか言っておきながら俳優に払う対価なんてほぼゼロだって思ってるからお金を落とさないんでしょうね!

同厨が面倒くさいってはなし

同厨と仲良くなろうっていう意味がわからない。
マチソワ間の話し相手がいればいいなと思うこともあるけど、ひとりで黙々と感想を書き残していれば時間は過ぎ去るし、推しが同じってだけで気が合うとは限らないんだから。
仲の良い、というか、応援のスタンスが近いから一緒にいるのが楽、っていう同厨もいるけど、自ら望んで交友関係を広げようとは思わない。

応援のスタンスが違う同厨を見るとイライラすることがある。
私は推しを断然「格好良い」って思うけど、同厨をヲチってると「可愛い」って騒いでて、もうそれだけでイライラする。
じゃあヲチらなきゃいいじゃん、って意見は聞きません。

同厨の多くは大してお金を落としていないくせにうるさい。
自分で観に行く分のチケットを買っただけで声高々と「貢いだ♡」って言ってて、「馬鹿か?」って思った。
お前は自分が食べたくてチョコレートを買ったのに「チョコレート会社に貢ぎました♡」って言うの?
生で観たことないのにゆるふわタグ使って「推しです♡応援中♡」って言う人もいて、ネット上でしか絡まないなら余計に関わりたくないなって思う。

私は推しのことを神様だと思っているので、プレゼントも神様へのお供え物と同じ感覚で送っていることに最近気付いた。
身につけてくれたらもちろん嬉しいけど、こちらが相手を想って送っただけで、気持ちだけでも届いていればそれで良いし、勝手に気持ちだけは届いてるよねって夢見てる。
まあ、推しはわりと着てくれるのでとてもありがたいんですが。

で、同厨が初めて服をプレゼントしたようで、推しが着用報告の写真を上げたらすごいうるさく騒いでいた。
「うぬぼれていいのかな?」って言っていて、うぬぼれるって何?って思った。
残念だけど、それただの報告だよ?
初めてだから知らないかもしれないけど、いつもやってることだよ?その服を気にいるかどうかは別だよ?まあ、うぬぼれるのは自由だけどね(笑)って性格の悪いことを思った。

呉越同舟。推しには人気が出てほしいけど、別に仲良くなろうとは思いません。

降りるかと思った

推しのオタクをやめるかと思った。仕事でメンタルに来てて脳がサーっと冷える感覚がある中、久しぶりに半休を取って推しの舞台を見に行った。多分自律神経に問題があるんだと思う。冬だし。頭の中は明日の仕事のことでいっぱいで舞台のストーリーが何も入ってこなくて推しのことも格好いいと思えなくて、あ、なんか喋ってる人がいるなってぐらいで鬱々としながら初日を終えた。次の日やらなきゃいけないことを片付けてたら心は少し落ち着いた。週末に入った。揃えられた推しの舞台のチケット。またあれを見に行かなきゃならないのかって思ったら気が滅入った。初日に見たのに何も頭に入ってないから手紙も書かなかった。潮時かなと思った。でも、改めて見た推しの舞台は面白かったし、ちゃんと推しは格好良かった。心が軽くなった。それと同時に私は仕事を投げ出してまで推しのオタクはできないなって思った。推しにすべてを捧げることも委ねることもできないなって思った。でも好きだなとも思う。まだ降りない。ごめんなさい。